オーナーの南保シェフは、札幌ではやはり、後述の「さっぽろチーズワイナリー」の作者として有名ですね。
そして、あの
ユウジアジキのオープニングスタッフとしてご活躍されていたとのことで、
私としてはとても楽しみに訪問してみました。

店内はそれほど広くなく、3~4人ほどで一杯になるようなスペースで、
イートインスペースはなかったです。
ただ、3~4軒ほど隣にある「cafe BEANS」で、買ったケーキを頂くことが可能とのことです。
(ワンドリンク以上のオーダー必須)

その後も行動予定があったので、そちらで頂くことにしました。
元々は一旦家に持ち帰って、そのまままた外出するつもりだったので、
イートインが可能になって嬉しかったです。
cafe BEANSにケーキを持ち込むと、お皿に盛り付けてくれます。

(冒頭画像の再掲)

さっぽろチーズワイナリー(626円)

「さっぽろスイーツコンペティション2014グランプリ受賞作品。
十勝ワイン清見、道産アロニア、道産クリームチーズをタルトに仕立てた当店を代表する一品」

やはりシェフのオリジナル作品を最初に頂くのが礼儀ですよね。
これは受賞当時は(他店舗の作品を含めて)何度も食べた記憶があります。
外観に反してベリーの味わいを感じないのが、却って個性的ですね。
しっかりした酸味がありますが、極端に刺激的ではない、絶妙なバランス感がよかったです。
以下のケーキは、以前ユウジアジキで食べたことがあるものです。
名称や外観はよく似ていますが、恐らくは随所に南保シェフの力量が生かされているのだろうと思います。
サオトボ(626円)

「フランス語で噴火口という意味のガトーショコラ。滑らかなチョコクリーム、アーモンド、ヘーゼルナッツ、
ピスタチオのセンターガナッシュ、サクサクのクランキーチョコ。電子レンジで15秒ほど温めても美味しい」

まさに噴火口のようにゴツゴツとした外観が楽しいですね。
温めるとフォンダンショコラのように、中からガナッシュが溶け出してきます。

上京時には温めて食べたことがなかったのですよね。
今回初めて溶け出すガナッシュを体感できました。
ハニーハント(518円)

「訓子府産菩提樹はちみつのふわふわムース。バニラクリームのセンター、
メープルシロップをジュワッと含ませたスポンジにシナモン少々、キャラメルソース」

上層部のキャラメルソースが非常に滑らかで、はちみつのムースと合わせるとさらに濃厚さを増します。
訓子府産というのは北海道のお店ならではですね。
デリス(540円)

「ショコラブラン、フランボワーズ、ショコラノワール、ピスターシュ、
フィヤンティーヌショコラの5種類の味のマリアージュ」
ショコラとベリー、ピスタチオの組み合わせで、5種の素材をひとつにまとめるバランス感が見事です。
カフェでは同行者とワンドリンクずつオーダーしました。


カフェへの持ち込みでイートイン可能になるというのは、
その後の行動が自由になるのでとても便利ですね。
必要に応じて今後も利用してみようと思います。
順番が前後しますが、お店(スイーツハーツナンポ)ではショーケース等の様子も撮らせてもらいました。













内装まで含めて、やはりアジキシェフのお店を髣髴させるもので、
失礼かと思いながらも、私としてはやはり期待を禁じえないところです。
上京時には、横浜の、さらに北山田まではなかなか行けないので、
どうしてもこちらのお店への期待は大きくなってしまいます。
それでも出自を必要以上に意識せず、実際に食べることで、先入観のない感想を持ちたいですね。
気になるものがまだたくさんあったので、こちらのお店にはできるだけ早めに再訪しようと思います。
ちなみに店内では、ドリカム…ならぬ、ブルーハーツ~ハイロウズ~クロマニヨンズと思われる、
甲本ヒロト氏の歌声が鳴り響いていました(詳しくなくて恐縮です)。恐らくシェフのご趣味なのでしょうね。
