なかたに亭にて。
 こちらもまた説明不要の名店ですね。札幌のお店にも出身の方がいらっしゃるようです。 店名表記には揺れがあるようですが、ここではひらがなと漢字の名称で記載します。 サロンはお店の奥に30席ほどもある広いもので、もちろんイートインしました。  イヴェール(540円)  「レモン風味のチョコレートムース。爽やかな酸味のレモンのクリーム」  新作とのことです。 ショコラ自体にも少し酸味がついていて、それに刺激的なレモンクリームの酸味が被さりますが、 不思議と口の中に強く酸味が残る感じはなかったです。ムースの食感も滑らかでいいですね。 モンブラン(540円)  「マロンのパンドジェーヌと渋皮煮の栗、栗の蜂蜜のシャンティとマロンクリーム」  台座がパンドジェンヌのふっくらした食感で、どことなくドゥミセック的印象があります。 栗の風味はそれだけが前面に出ることなく、全体になじむ感じで、 生地やシャンティとの一体感があってよかったです。 モンテリマール(540円)  「ラベンダーの蜂蜜のムース。チョコ、フルーツコンフィ、スパイスのビスキュイ」  蜂蜜は鼻にツンと来たり後味を引いたりしないさっぱりした甘さで、 フルーツやスパイスの味わいもすっきりと感じられました。 ムースの滑らかさもあって食べやすいです。 ドリンクメニューは見づらくて恐縮ですが…    オリジナルブレンド(ホット)、アイスティー  ドリンクには小菓子が付いてきました。  やはり老舗の、ベテランシェフのいるお店というのは、殊更に斬新さを追わなくても、 食べて感じる個性というものがありますね。 ショーケースの様子                   本当は元々のスペシャリテというマルジョレーヌを食べてみたかったですが… 必ず再訪の機会を作って、次回は食べてみようと思います。  |