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札幌のバイキングと甘味を食べ歩きます。

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Author:shuw0

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札幌全日空ホテル(MEM)


札幌全日空ホテル
(MEM)
札幌市中央区北3条西1丁目 TEL011-242-2822
11:30~15:00ランチバイキング2,500円(税サ別)

 ●定刻と共に入店
 ●全席禁煙

2017年9月1日(金)、札幌全日空ホテル2階にオープンしたレストランです。




従来営業していた「パルテール」は5月中旬(?)に閉店、その後改装中となっており、
今回「ALL DAY DINING MEM(オールデイダイニング メム)」としてリニューアルオープンしました。

以下、少し長いですがお店のHPから引用です。

「ご提供する料理のコンセプトは「北海道の素材を五感で味わえるヘルシー&ライヴキッチン」。
料理の見た目、味、食感だけでなく、音や香りもお客様にダイレクトに伝わるため、
お召し上がりいただくまでの過程もお楽しみいただけます。
レストラン名の「MEM(メム)」とはアイヌ語で「湧き出る泉」という意味を持ちます。
いつも新しいものを生み出す清らかな泉のようなレストランでありたいという願いを込めました。
札幌全日空ホテルの新メインダイニングに乞うご期待ください」

とのことで、素材に拘った実演料理なども期待して訪問してみました。

週末に訪問しましたが、オープン時刻には5~6組ほどの待ち客があり、
予約の有無に関係なく、受付順に案内していたようです。


ブッフェ台の様子





「パルテール」とは異なり、白が基調の洗練された内装となりました。







































































一部名札がなく、名称不明瞭なものがあります。

根室産大平鮃のソテー真狩産野菜の蒸し焼き蜂蜜ヴィネガーソース

ふんわりと柔らかく淡白な身に、さっぱりしたソースがよく合っています。


合鴨の炙り焼きカルパッチョスーパーフードのサラダ柑橘ヴィネガー仕立て

こちらは常温に戻していて、冷製に近いつくりです。
外観から想像するより身は柔らかく、こちらもあっさりしたソースが合っていました。


以上は明確な実演料理として、オープンキッチンのカウンタで提供されていました。


秋鮭の香草蒸しレモン風味、海老とポテトのオレンジヨーグルト和えターメリック仕立て、
豚肉のポット焼き、道産鶏のロースト自家製ハーブソース


道産牛肉のロールキャベツアラビアータ風、ミネストローネ


ブッフェ台にある肉や魚料理は、アラカルトに近いジューシィな食感を保っていて、
「パルテール」の頃の宴会大皿料理的な(失礼!)調理を思うと、見違えるような味わいです。
豚肉のポット焼きはオープンキッチンで実演調理していて、いちばん気に入りました。
ソース等は各料理にそれぞれ添えてありますが、好みで工夫してもいいと思います。

カラフルポテトのハーブ蒸し木の実のナッツ入りマヨネーズソース、
皮付き玉葱のローズマリーとセミドライトマトオイルロースト、
アサリのワイン蒸し白菜添え、牛蒡と茸のナンプラー炒め

オープンキッチンのカウンタには野菜料理が配置されていましたが、
特に実演調理ではないようです。
ただしこのうちアサリのワイン蒸しは実演調理ををしていました。

道産モツァレラチーズとフレッシュトマトのマリゲリータ、パスタディアボラ

マルゲリータはオープンキッチン内にあるオーブンで焼いていました。

パスタは補充の際に、キノコの和風クリームパスタに替わりました。

私はクリームパスタの方が香ばしく好みでした。


鯛のマリネ真狩産カラフル人参のムース、
道産クリームチーズとプチ・ピクルスクリスピーベーコン添え、
函館産「がごめ昆布の雫」と蟹の冷製豆乳フラン、冷製近郊野菜のプチ・スープ~トマト、とうきび~

小分けの前菜はかなり量が少ないですが、食べやすく、私はこのくらいがよかったです。
道産素材のクリームチーズやとうきび等の味わいは特に気に入りました。


ポロ葱と豆腐の蒸し焼き黒酢みぞれソース、冷製パンプキンスープ

冷製スープは当初コーンスープがあったようですが、
少し後から取りに行ったらパンプキンスープになっていました。
サラっとした、不自然な甘さのない味わいでよかったです。

オープンサンド(フォカッチャ)、グラスサラダ

オープンサンドは具材とパンがブッフェ台にありますが、
普通に前菜として食べる人が多いらしく(それでも構わないのですが)、
後からオープンサンドの見本が配置されていました。


グラスサラダは、中はこんな感じです。


小分けの前菜やグラスサラダは、夏期に営業された
「サマースカイレストラン」の形態を継承したもののようですね。

富良野ルージュ、クロワッサン

パン類は「パルテール」の頃と同様に、豊富に揃っていましたが、
オーブンがなくなっていました。またジャム類もなかったです。

洋梨とぶどうのケーキ、マンゴーケーキ、かぼちゃのガトーマルジョレーヌ、
ミックスベリー、モンブラン

ケーキ類は、基本的にはいわゆる業務用のようですが、
マルジョレーヌはもしかするとホテル内で作っているかもしれません。
業務用といっても、極端に味わいの劣るものでもないと思いますが、
今回のお店のコンセプトを考えると、何か1~2品でも、
ミナモでの提供品など、すぐに分かる上質なものを期待したいところです。

抹茶ティラミス、マンゴープリン、フルーツカクテル

抹茶ティラミスは時折ミナモのデセールで提供されているものと同じもののようですが、
当初は小さなカップに小分けになっていましたが、
ほとんどの人が店を出て、滞在客が1~2組程度になった頃、
バットから掬う形態で補充されました。



マスカルポーネ部分の割合や食感が違い、まるで異なるデザートのように感じるので、
ここはやはりバットでの提供をお願いしたいところです。
それであれば、上記の「すぐにわかる上質なもの」と思えそうな気がします。

ドリンクは冷たいドリンクがセルフで、ウーロン茶、オレンジジュース、アセロラドリンクがあり、
ホットドリンクはオーダー制で、コーヒー・紅茶がありました。

以前のようなビネガードリンクや、多種のティーバッグ等はなくなっていました。



全体に、品数を絞った「ブッフェ形式のコース料理」という形態や、
素材に拘った丁寧な調理の料理は、私がいちばん望むところで、
強い満足感を感じられる部分も、たくさんありました。

ただそれであればこそ、ごく一部分の簡略化されたメニューのために、
満足感が割り引かれてしまうのも、正直な気持です。
具体的には、オープンサンドの食材や、
生野菜の品質・種類(以前は野菜ソムリエの方がいたはずなのですが)、
そしてやはりデザートの内容が見劣りしてしまうため、
お店のコンセプトが十分に発揮されていない印象を抱いてしまいました。
料金は税サ込で大人一名2,970円、クーポンもなくなり、札幌では最高価格となりました。
もちろん原価等を考慮すれば、高価な内容ではないのだろうと思いますが、
あまりそういった印象は抱けないところです。

私としては、同じANA系列の「MIXXバー&ラウンジ」の内容を、
少しでも参考にしてもらえると、俄然印象が変わりそうな気がします。
(リンクはこちら・平日のプランによっては、料金も大きく変わりません)
お店の方には、ぜひ検討をお願いしたいと思います。

店内の様子は、ほぼ実施時間を通しての滞在で、15組程度の滞在はあったでしょうか。
ピーク時の12:30頃までは多く見て5割程度、13:00を過ぎる頃からは
2~3割程度の滞在だったと思います。混雑は特に感じなかったです。
あまり雑多な雰囲気が似合うお店ではないようですが、今後適度な賑わい等も、期待したいですね。
comments(0)|trackback(-)|札幌全日空ホテル|2017-09-03_19:55|page top

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