入店時に一品選択のウェルカムアミューズは以下の通りです。

鰆と筍のゼリー寄せ 春菊のピューレ添え、桜の香りのセルヴェル ド カニュ、
道産豚のパテ ド カンパーニュ

※画像はブッフェ開始後に全種揃えたものです
全体に春らしくていいですね。
「セルヴェル ド カニュ」とは「絹織職人の脳みそ」という意味だそうですが、
クリームチーズと、更に独特な酸味が加わっていて、印象的な味わいでした。
魚介のスープ パイ包み焼

ウェルカムスープは月ごとにパイ包み焼きの内容が変更になるみたいですね。

魚介の「ダシ」が出ていてよかったです。
定刻になると、ブッフェ台に案内されます。
メニュー表(クリックで拡大します)

ブッフェ台の様子
































そば粉のガレット ブルターニュ風
「そば粉のもちもちとした食感が楽しい焼きたてのガレット」

ポークロースト 山菜のクルート 春の訪れ
「こんがりジューシーなローストポークに山菜の素朴な味わいを添えて」

スパゲティーカルボナーラ~パルミジャーノ・レッジャーノ~

実演以上の通りで、説明文はHPから引用です。
そば粉のガレットは、少し傾向が変わっていていいですね。
いわゆる「粉もの」の料理ですが、中には食べ応えのあるハムが入っていて、
トッピングの目玉焼きもあって、ボリューム感は十分なものでした。
ポークロースト、カルボナーラは従来同様の安心感があってよかったです。
白身魚と野菜のアーリオ・オーリオ、キングサーモンとマカロニのグラタン
チョリソーソーセージとトマト・オリーヴのピラフ、鶏モモ肉と春キャベツの軽い煮込み

温料理は前月同様、肉や魚料理が小分けになっていて(今月は魚料理のみですが)、
やや品数が少ない印象を受けます。私は満足しましたが、
もしかするとやや物足りない人と感じるもいるかもしれません。
肉か魚料理にもう一品何かあると、印象も異なってくると思います。
温野菜、白いんげん豆のポタージュ

ミニトマト、オリーブのマリネ、カリフラワーのアヒージョ、玉ネギのキッシュ、野菜のチップ菜園仕立て

アトリエ・ドゥ・レギュームはもう少し種類がありました。
温野菜は食べやすいし、ドレッシングの種類も揃えてあって、私はなかなか気に入りました。
今月はパン類を食べませんでしたが、内容は前月同様です。
本当はクロワッサン等ヴィエノワズリーもあるといいのですが、まあ難しい面もあるのでしょうね。
私は積極的には食べていなかったし、特に物足りなさは感じませんでした。
実演デザートはスフレが継続されていて、焼きあがると鐘や放送で知らせてくれます。


実演カスタードスフレ

焼きたては本当にふわふわで、席に運ぶまでの間にも、少ししぼんでしまいました。

本当は画像を撮っている場合ではないのですが(汗)
別の店舗ではアイスを添えたりしたこともあるのですが、
やはりここはしぼまないうちに熱々を食べたいところです。
ソースはグレープフルーツの風味があって、前月とは異なるようでした。

スフレ自体はプレーンのまま提供して、ソースを色々変更するようですね。
ガトーショコラ、フレジェ風トランシュ、オレンジムース

いわゆるケーキ類は、「見ちがえる」といっていいくらい品質がよくなりました。
フレジェ風トランシュはイチゴのジャムが添え物のようにサンドされていて、
一応「フレジェ」の名を保っています。
キャラメルクリーム、白花豆のミルクムース、梅ジュレ
カップやグラスのデザートもいいですね。
梅のジュレはさっぱりした酸味がとても好みのものでした。
桃のババロア、シャーベット(ライチ、オレンジ)

桃のババロアはトレイから掬うタイプです。
アイスは前月から変更なかったので、今月はライチとオレンジを食べてみました。
アイスティ、アップルジュース

ドリンクは、書き込みを頂いたためかどうか(?)、アップルジュースが加わっていました。
実際がどうかはわかりませんが、それで対応してもらえたなら本当に嬉しいですね。
全体に、今月の内容も気に入りました。
一定の品質と賑わいを維持しながら、「おもてなし」を大事にしたり、
ごった返すような混雑を感じさせない工夫があるなど、
ホスピタリティがよく考えられていて、本当に私の好みの内容になっています。
ただ上記のように、実演以外の温料理が少し弱かったり、
カジュアルさ、フランクさを求める人には、ややベクトルが異なるようにも思います。
色々なお客さんがいて、色々な希望があると思うので、今後の推移を見守りたいですね。
私は、現在の状態を維持しつつ、様々な人が楽しめるようになればいいと思っています。
店内の状況は、よく見るとほとんどの席が埋まっているようでしたが、
ゆとりを持った席の配置になっていたり、時間差入店を実施したりで、
混雑を感じることはまったくなかったです。
ブッフェ台も、定刻当初のわずかな時間を除いて、ゆとりのある状態でした。