ご兄弟でシェフをされているお店で、兄の田中聡氏がシェフブーランジェ、
弟の田中二朗氏がシェフパティシエとのことです。
ともに渡仏経験豊かな方だそうで、店内には魅力的なお菓子やパンが多数並んでいました。
都合でホテルまで持ち帰ることはできず、その場で食べる必要があったのですが、
お店にサロンはなく、ちょっと困っていたら…

大船駅のモノレール乗り場付近に、広場のような場所があって助かりました。
屋根のない完全な屋外なのですが、ベンチがあって、お弁当を食べている人もいました。
よく晴れた日でよかったです。
ただ屋外での撮影になったので、画像はあまりきれいでなくて恐縮ですが…

モンブラン(450円)

「フランス産の栗と和栗のモンブラン」
田中二朗シェフはアテスウェイのオープニングスタッフも務めたそうで、
モンブランはアテスウェイのものによく似ていますね。
秋の季節だけの販売で、今年も9月7日に販売開始したばかりだそうで、
迷わず買ってみました。

内部のたっぷりしたシャンティに負けないくらいに栗の風味が生きていて、
台座の目の粗いメレンゲ生地のさっくりした食感もよく合っていたと思います。
ラムレザンポンム(450円)

「サブレ生地の上にりんごのクーリーとラムレザンヴァニーユのムース」
それほど長時間屋外にはいなかったはずですが、
やや暑い日だったのでムースが溶けだしてしまいました。
それがなくてもムースは非常に滑らかな食感で、
サブレのザクザクした食感との対比がよかったです。
ラムレーズンとリンゴの風味は自然にひとつに溶け合っていました。
以下はブーランジュリーコーナーにあったもので、兄の田中聡シェフの作ですね。
色々言いつつ結局ホテルまで持ち帰って食べました。
ガトーバスク(320円)

「ダークチェリーとカスタードを詰めて焼いたバスク地方の伝統菓子」

焼き色がきれいですね。
ガトーバスクというと密集感のあるパウンドとフランの中間のような生地をイメージしますが、
こちらはほとんどフランのような感じで、ダークチェリーの味わいがアクセントになっていました。
ストゥリューゼルポンム(1/4カット)(230円)

「パイの上にしっとりとした生地とキャラメリゼしたリンゴ。サクサクのストゥリューゼルをトッピング」
のどに詰まりそうな食感を想像したら、とてもしっとりとした食感で、
リンゴや砂糖を煮詰めたカラメルの味わいがとてもよかったです。
ショーケースの様子も撮影させてもらいました。











食べたものはどれも印象的な味わいでよかったです。
お店にはまだまだ気になるものがありましたが、
後ろ髪をひかれる思いでお店を後にしました。
なかなか再訪可能な場所ではないですが、いつかまた再訪必須なお店ですね。
最後に…

大船駅の広場(?)で食べたときの景色です。
大きな観音様に見守られて、ちょっと緊張しました(笑)
鎌倉市大船1丁目12-18 エミールビル1F TEL0467-45-6260
営業7:30~21:00 火曜、第3水曜定休
