詳細は未確認ですが、いわゆる一軒家の小さなお店で、
お店のブログを読む限りご夫婦で経営しているそうなので、
北海道に移り住んでオーナーシェフとして経営しているようですね。
手提げ袋は、シンプルですがお店のオリジナルのようです。

モンブラン(420円)

マロンクリームにシャンティ、台座はブリゼ+クレームダマンド(フランジパーヌ?)という構成で、
比較的オーソドックスですが、ブリゼというのはちょっと珍しいですね。

マロンクリームは栗の風味がふわっとして、シャンティは甘さを抑えたタイプ、
台座はしっとりしていて、外観から想像するような濃厚さはないですが、
一体感のある味わいの中に栗の風味がきちんと感じられてよかったです。
マルジョレーヌ(380円)

こちらも一体感のあるショコラとプラリネムースの組み合わせがいいですね。
下層部のプラリネムースが滑らかなため、食べるときに潰れそうになるのですが、
口に入れたときの味わいを考えたためかもしれません。
カシスショコラ(380円)

画像では見えづらくて恐縮ですが、カシスのコンポートの風味が横溢でいながら、
それだけが前面に出過ぎないようショコラの風味もしっかり感じられました。
重さだけを感じない工夫があってよかったです。
クロワッサン(180円)

ヴィエノワズリー…だけでなく、パン類も豊富でした。

層の食感はしっかり感じつつ、全体にややしっとりした食感で、食事パンとしてよく合いそうです。
井上シェフは上記ジョエル・ロブションの他、ダロワイヨやオー・バカナル、
またフレンチレストラン「ARGO」等にいらっしゃったそうですね。
フランス菓子の味わいを十分生かしつつ、「おもねり」ではない親しみやすさもあり、
全体に気に入りました。
ショーケース等店内の撮影は不可とのことで、残念でしたが、
最近はそういうお店も増えていますね。
2~3人ほどで一杯になりそうな小さな店内でしたが、
フランスのお店を想像させてくれるような内装に、
プチガトーに焼菓子、パンも豊富に揃っていました。
再訪の機会は、なかなか簡単には作れないですが、
まだまだ気になるものがあったので、ぜひ再訪したいお店です。
